こんにちは!
アラフィフ美容ブロガーの直(nao)です。
「光老化」と言う言葉、このところよく耳にしますよね。
何を隠そう、顔のたるみの大きな原因の一つなんです!
というのも、顔のたるみの原因のうち自然老化によるものは2割だけで、あとの8割は光老化が原因と言われているんですね。
光老化はおもに、紫外線などの太陽光線によって引き起こされます。
今回は、この憎くっき光老化について、その主な原因と、基本的な対策をご紹介します。
光老化の3大原因は紫外線、ブルーライト、近赤外線!
光老化とは、その名の通り光、とりわけ太陽光線が原因で起きるお肌の老化現象のことです。
中でも紫外線、ブルーライト、近赤外線は、光老化と大きく関係しています。
私たちは生まれた時からずっとお日さまの元で生活しています。
言い換えれば常にこれらの光を浴び、そのダメージを受け続けているわけです。
子供の頃から受け続けている長年のダメージは、お肌にどんどん溜まっていき、30歳頃からシミやしわ、そしてたるみとなってあらわれ始めます。
これが光老化です。
光老化が引き起こす顔のたるみの根本的な原因とも言える、この“3つの光”について見てみましょう。
紫外線(UVA)
光老化の1つ目の原因は紫外線、特にUVAです。
紫外線と言うとまずUVBの方を思い浮かべる方が多いかも知れませんが、実は太陽光線に含まれる紫外線のうちの約95%はUVAと言われているんですね。
しかもこのUVAは、季節や天候に関係なく一年中地上に降り注いでいます。
UVAがお肌に与える悪影響はとても大きなものです。
シミやソバカスなどを誘発するUVBはお肌の表皮にまでしか届きませんが、UVAは、表皮はもとよりその奥にある真皮層にまで届いてしまいます。
UVAを浴びたお肌は、細胞内で活性酸素を排出し、細胞の酸化を引き起こします。
そしてお肌のはりや弾力を生み出すコラーゲンやエラスチン、潤いをもたらすヒアルロン酸、更にはそれらを作り出す線維芽細胞を破壊して、顔のたるみの原因を作ります。
つまり、お肌はUVAを浴びることで、シミ、しわ、たるみという年齢肌の3大お悩み全てを引き起こしてしまうんですね。
このUVAによって受けた真皮層のダメージが、光老化の大きな原因の一つと言われているのです。
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ブルーライト
太陽光線は、紫外線、可視光線、赤外線の3つに分けられ、ブルーライトはこの中の可視光線に含まれます。
ブルーライトというとスマホやパソコン、液晶テレビなどから発せられることで知られていますが、実は太陽光線によるものの方が圧倒的に強度が高いと言われています。
ブルーライトに関してはまだ解明されていない部分も多いようです。
ただ、真皮層にまで届いて顔のたるみなどを誘発させたり、メラニン色素を発生させて色素沈着を引き起こし、シミやくすみの原因を作るなど、UVAやUVBと同じ害をおよぼす事が分かっています。
またブルーライトは眼から浴びると、角膜や水晶体を通り越して、網膜にまで到達すると言われています。
目の疲れが酷くなるというだけでなく、将来的に網膜疾患やひどい場合には失明を招く危険性もあるので、パソコンやスマホをよく利用する方は注意が必要です。
近赤外線
光老化の主な原因とされる太陽光線の3つ目は赤外線、なかでも近赤外線です。
近赤外線は、地上に届く太陽光線の実に55%を占めるうえ、真皮層よりもさらに奥深く、皮下組織や筋層にまで到達すると言われています。
真皮層よりもさらに奥、お肌の土台の部分も直撃するため、紫外線よりもさらに深刻なダメージをお肌に与える怖い光です。
ちなみにブルーライト同様に、近赤外線もリモコンなどの身近な電化製品からも発生しますが、その量は微量といわれ、大半は太陽光線に含まれています。
紫外線などの光老化対策には、日焼け止めが必須!
紫外線などの太陽光線による光老化を食い止めるためには、日焼け止めでの対策は必須です。
これをきちんと行うかどうかで数年後のお肌の状態に大きな差が出て来てしまいます。
今まで何とな~く日焼け対策をしていた方も、今日からは意識して、しっかりと対策を取って行きましょう!
日焼け止めの選び方と注意点
光老化対策といえば、まず日焼け止めを塗ること。
UVカット効果のある帽子や日傘、洋服などでもある程度日焼けは防げますが、それだけでは不十分です。
なにしろ紫外線は、地面からの照り返しや、室内に入って来る日差しにも注意しなければなりません。
また例えお天気が悪くても、油断は禁物です。
晴れた日の紫外線を100%とすると、曇りの日は65%、雨の日でも20%の紫外線が、私たちに降り注いでいると言われています。
ここでは日焼け止めの種類と選び方、そして注意点をご紹介します。
UVAをカットするもの
UVAの防止効果はPAで表され、PAの隣に付く「+」の数でその効果のほどが分かります。
・PA+は、UVAカットに効果がある
・PA++は、かなり効果がある
・PA+++は、非常に効果がある
・PA++++は、効果が極めて高い
と分けられています。
光老化の対策を考えるなら、出来れば秋から冬の間でもPA++以上のものを、春から夏にかけてや海や山に出掛ける時は、PA+++またはPA++++を選びたいところです。
UVBをカットするもの
光老化を防ぐには、UVB対策も必ず行いましょう。
UVBは紫外線の約5%しかありませんがその作用は強力で、お肌に水ぶくれを作ったり、メラニンを増加させて日焼けによるシミ、ソバカスや皮膚がんの原因を作ります。
そして、こうした日焼けを繰り返すこともお肌の光老化につながってしまいます。
UVBの防止効果は、SPFで表され、SPFの隣に付く数字がその防止効果の高さを表しているのはご存じかと思います。
ではこの数字は具体的にどういう意味があるのでしょう?
お肌は個人差はあるものの、紫外線を浴びてからおよそ20分で日焼けが始まると言われています。
SPFの数字でその防止効果を見るには、例えばSPF10の場合、SPF10×20分=200分と計算ます。
これは、「SPF10の日焼け止めを塗って200分経ったら、何も塗らないで20分経った素肌と同じ状態(日焼けが始まる状態)になる」という意味なんですね。
ちなみに日本国内での最高値はSPF50と定められていて、それ以上はSPF50+と表示されています。
日焼け止めの注意点
ここまで見ると、日焼け止めを買う時にはなるべくPAの「+」の多いもの、SPFの数字の大きいものを選びたくなりますよね。
でも日焼け止めは、数値などが高いほどお肌に負担が掛かり、アレルギーやかぶれなどを引き起こしやすくなるリスクもあります。
ですので、日焼け止めを選ぶ時には自分のお肌の状態や季節、場所などを考えて、使うシーンによっていくつか用意するのが理想です。
ちなみに私の場合、基本的に春~夏の屋外ではPA++++でSPF30以上のもの、秋~冬や屋内ではPA++でSPF30のものを使うようにしています。
そして注意点がもう1つ。
それは、日焼け止めは必ず毎日きちんと落としてから寝るということ!
上にも書いたように、日焼け止めは紫外線を防いでくれると同時に、かぶれやアレルギーの原因になったりお肌に負担を掛けるというマイナスの側面もあります。
一年中窓ガラスを通してでも部屋に入ってくるというUVA対策を考えれば、必然的に日焼け止めは毎日塗ることに。
でも外出しない日は、日焼け止めだけ塗って、お化粧はしないこともありますよね。
そういう時はつい、「今日はファンデーション塗ってないからいいか!」と簡単な洗顔で済ませたくなりますが、これでは日焼け止めの強力な成分が残ったままになり、思わぬお肌のトラブルの元になりかねません。
実はそういう私も面倒臭がってテキトーに洗顔して寝るを繰り返した結果、瞼がかぶれてしまい数日間ステロイド薬のお世話になった過去があります(汗)。
私のような目にあわないためにも、日焼け止めを塗ったらお化粧をしていない日でもしっかりとクレンジングを行い、日焼け止め成分をきちんと落とすようにして下さいネ。
そしてもちろん、その後にしっかり保湿してあげることも忘れずに!
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ブルーライト、近赤外線対策の日焼け止めも増えている
上でお話したように、ブルーライトや近赤外線は紫外線と同様に光老化の大きな原因となる事が分かっています。
でもこの2つについては未だ紫外線ほど認知されておらず、解明されていない部分も多いためか、日焼け止め商品の主流にはなっていないんですよね。
それでも最近はこれらをカットする日焼け止めも少しずつ増えてきているので、日焼け止めを選ぶ時にはUV効果だけでなく、ブルーライトや近赤外線をカットするかどうかもチェックするようにしましょう!
この他ブルーライト対策としては、特に春~夏の間は眼を保護するために外出する時は出来るだけサングラスもかけるようにしたり、パソコンやスマホをよく使う場合は専用のフィルムを貼ることも考えましょう。
ちなみにWindows10には、ブルーライトカット機能が備わています。
下記のWindowsパソコン専門サイトに詳しい設定方法が載っているので、良かったら参考にしてみて下さいね。
※参考サイト:
パソブル:Windows10 のブルーライトをカットする機能「夜間モードの設定」
日焼け止めの効果的な塗り方
日焼け止めは、ただ何となく塗ってもあまり効果的ではありません。
とくに1回に塗る量には注意が必要です。
クリームタイプの場合はパール1粒分、乳液タイプは1円玉1枚分を、2度塗ることが推奨されています。
2度塗るわけですから、1回の使用量はクリームタイプでパール2粒分、乳液タイプで1円玉2枚分という事ですね!
「こんなに塗るの!?」と思った方も多いのでは。
実際この量塗ると、顔はベタベタになります(笑)。
でも上記でご紹介したUVBカットの日焼け止めの計算式も、この量をきちんと塗った場合を前提としてあるんですね。
顔がベタベタになるのを避けるために私がやっているのは、通常のスキンケアの後、しばらく時間を置いてから日焼け止めを塗り、その後ファンデーションなどを乗せるまでの間も10分~20分時間を置くこと。
そして例えファンデーションを塗らない日でも、上からお粉を乗せることです。
こうすることで、日焼け止めによるべた付きはだいぶん押さえられます^^
ちなみに、ファンデーションなど日焼け止め以外にもUV効果の入っている化粧品もありますが、例えばSPF20の日焼け止めにSPF20のファンデーションを塗っても効果はSPF20のままで、SPF40にはならないのでご注意を!
光老化を内側から防ぐ!積極的に摂りたいビタミンACE(エース)
UVAによって細胞内に大量に発生した活性酸素は、細胞にダメージを与えてシミやたるみ、しわなどのお肌の老化を進行させるというお話をしましたが、この活性酸素は、抗酸化作用の優れた栄養素であるビタミンA、C、E(通称ビタミンエース)を積極的に摂ることで、ある程度抑えることが出来ます。
ビタミンAは、レバーやうなぎ、人参、ブロッコリー、ホウレンソウなどの緑黄色野菜に、ビタミンCは、レモンやアセロラ、トマトやジャガイモ、旬の果物などに、そしてビタミンEは、ナッツ類や胚芽米、鮭、サバ、うなぎ等の魚類やアボカド、緑黄色野菜にも含まれています。
ビタミンACEは、それぞれの特性を活かして相互に作用することで活性酸素の増加を抑え、抗酸化酵素の働きを手助けしてくれるので、どれもバランスよく摂ることが大切です。
食事ではなかなか摂ることが難しい時はサプリメントを利用するのも1つの手ですが、その場合はそれぞれのビタミンの摂取量の上限に気を付けましょう。
またスキンケア用品も、ビタミンACEの入ったものを選べば、紫外線のダメージを抑えるのに一役買ってくれます。
まとめ
今回は、光老化の原因となる“3つの光”についてと、紫外線を中心とした日焼け対策についてご紹介しました。
光老化の主な原因
- 紫外線UVA(お肌の真皮層にまで届く。)
- ブルーライト(真皮層にまで届く。眼から入ると、網膜にまで到達する。)
- 近赤外線(真皮層よりさらに深い皮下組織や筋層にまで到達する。)
日焼け止めの選び方と注意点
- 紫外線UVA、UVBどちらもカットするものを選ぶ
- PAの「+」の数やSPFの数字は、肌の状態や季節、使うシーンに応じて使い分ける
- 日焼け止めを塗った日は、メイクをしていなくてもしっかりクレンジングする
- 日焼け止めを選ぶ時は、ブルーライトや近赤外線をカットするかもチェックする
- 日焼け止めは、適正量をしっかり2度塗りする
日焼け止め以外の光老化対策
- ブルーライト対策として、サングラスやスマホ・パソコン用フィルムも利用する
- 活性酸素を抑えるために、積極的にビタミンACE(エース)を摂る
- スキンケア用品にもビタミンACEの配合されたものを検討する
太陽光線はお肌にとって有害な光をたくさん含んでいますが、だからと言って家に閉じこもりきりというのも、良くありません。
お日さまの光には、“幸せホルモン”といわれるメラトニンを活性化する効果も有ります。
アラフィフ世代の女性は特にこのメラトニンが不足しがち。
日差しの強い時間帯を避けて、日焼け対策をしっかりした上で、お散歩など毎日の適度な外出も心掛けましょう!
ご相談受付中
ただいま年齢肌のスキンケアに関するご相談を受け付けております。
わたくし直(nao)がこれまでの経験をもとに、あなたのエイジングケアのご相談に乗らせて頂きます。
エイジングケアは、正しく行えば何歳からでも効果はあるもの。
今までの私の経験が、少しでもあなたのお役に立てば幸いです^^
どうぞお気軽にご相談ください!
ここまで読んで下さり有難うございました。
直(nao)でした!
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